以下で紹介する4つの準備は、ブランクのある介護職が再就職する際に大切なことである。
1つ目は、介護に関する法令を確認しておくことである。
介護の現場において、介護方法が大きく変更になることは少ない。
ただし、法令に関しては改定されることがあるので、っかりチェックしておくことが大切である。
これらの知識が抜けていると、コンプライアンス違反を知らないうちにしてしまったということにもなりかねないので、油断しないようにしてほしい。
2つ目は介護講習などを受講しておくことである。
ブランクの期間が長ければ長いほど、仕事の感覚を取り戻すのに時間がかかってしまう。
以前の経験をしっかりと活かして再就職するためにも、介護技術をおさらいすることができる講習などに参加をしておくことをおすすめする。
3つ目は、体力づくりである。
介護の仕事は体力勝負であることはすでに理解しているだろう。
ブランクの間に落ちてしまった体力をしっかりと戻しておくことで、復職後、肉体的に辛い思いをするリスクを減らすことができるのである。
環境を新しくするということは、心身の負担になりやすい。
そのため、まずは以前介護職として働いていた頃の生活リズムに戻すことから始めて、徐々に慣らしていくのが良いだろう。
そして4つ目は、家族の理解を得ておくということである。
介護職は昼夜問わず仕事に出なければならないこともある。
そのため、そうした不規則な勤務形態の施設に勤める場合は、事前に家族に説明して、家事や子育てなどに協力してもらえるようにしておくと安心である。