介護職として再就職することを考えている人にとって、たいへんありがたい取り組みがある。
それは、再就職準備金貸付事業という取り組みである。
その内容は、40万円以内で、介護の仕事に復帰するための費用を借りることができるというものだ。
貸付後、介護職員等として2年間勤務することで全額返済免除となる。
この貸付を受けるための条件はいろいろなものがある。
まず、介護保険サービス事業所等で、1年以上の勤務経験があることが挙げられる。
次に、介護福祉士の資格を持っていること、実務者研修を修了していること、介護職員初任者研修を修了していること、このいずれかに該当することも条件の一つだ。
さらに、介護保険サービス事業所等において、介護職員等として再就職した人、都道府県福祉人材センターに氏名及び住所等の届け出を行い、再就職準備金利用計画書を提出した人というものも条件となっている。
再就職のための費用の例ですが、介護関連についての講習会や書籍等、介護の勉強にかかる費用、通勤時に使用する自転車やバイク等の購入費、勤務時に使用する鞄や靴等の購入費、勤務のために必要な転居費用等、さまざまな事柄が挙げられる。
問い合わせ先は、都道府県の社会福祉協議会や福祉人材センター等の団体である。
再就職する際は、さまざまな費用がかかるものだ。
この取り組みのポイントは、条件こそあるものの、貸付金が全額返済免除となる点だろう。
介護職として再就職する際は、この取り組みの利用を検討すると良い。
再就職準備金のほかにも準備万端で再就職に臨むなら、‘【また介護士として働きたい】再就職するための準備’の記述内容も活用できるだろう。